図1 無料で7日間まで容量無制限で保存できるサービス「Eye-Fi View」
図1 無料で7日間まで容量無制限で保存できるサービス「Eye-Fi View」
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図2 写真管理ソフト「Eye-Fi Center」の右下にある「Email」ボタンを押すと,自動でURLが生成されて,メールで送れるようになる
図2 写真管理ソフト「Eye-Fi Center」の右下にある「Email」ボタンを押すと,自動でURLが生成されて,メールで送れるようになる
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図3 パソコンだけでなく,iPadやスマートフォンでも利用できる
図3 パソコンだけでなく,iPadやスマートフォンでも利用できる
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 米Eye-Fi Inc.の日本法人であるアイファイジャパンは2010年10月28日,無線LAN機能付きSDメモリ・カード「Eye-Fiカード」のユーザーが無料で利用できる,パーソナル・クラウド・サービス「Eye-Fi View」の提供を開始した(図1,発表資料)。

 2007年に登場したEye-Fiカードは,SDメモリーカード・スロットに差し込むだけで,デジタル・カメラを無線LAN対応にできる( Tech-On! 関連記事)。アイファイジャパン 代表取締役の田中大祐氏は「Eye-Fi Viewをきっかけに,これまでSDメモリ・カードを販売するだけだったビジネス・モデルから,サービスを提供する企業に変えていく」と意気込む。

 Eye-Fi Viewは,Eye-Fiのユーザーなら容量無制限のオンライン・ストレージ・サービスを無料で利用できるというもの。デジタル・カメラで撮影したフルサイズの画像をEye-Fiサーバー上に7日間保存することができる。画像をEye-Fi Viewにアップロードするには,Eye-Fi社の写真管理ソフト「Eye-Fi Center」を利用する。

 サーバーにアップロードした画像を友人などと共有する手段として,メールに目を付けた。アップロードした複数の画像を選択し,メール送信ボタンを押すだけで共有ページが自動的に生成される(図2)。同時にダウンロード用のURLが用意され,それを友人に電子メールなどで送る。メールを受け取った相手がリンクをブラウザで開くと,画像の一覧が表示される。Eye-Fiユーザー以外でも,ユーザー登録やログインといった面倒な作業をすることなく画像を閲覧できる。ZIPファイルとして,フルサイズの画像を一括ダウンロードすることも可能。パソコンだけでなく,JavaScriptが動作するブラウザであれば,スマートフォンやiPadでも利用できる(図3)。

 有料サービスの「Eye-Fi Premium」も用意した。無料サービスの場合,写真がサーバー上に残っているのはアップロード後7日間まで。月額480円(または年額4800円)を支払ってEye-Fi Premiumの会員になれば,Eye-Fi Viewを無期限/容量無制限で利用できるようになる。